西洋と東洋、異なる文化をもつ国々を世界に点在にする装飾文様と自然の描く模様の原理を用い原始的なイメージに還元する。
唐草文様は世界各地にある装飾だ。その装飾を生成させるように新たな造形イメージを数理や自然のもつ文様になぞらえながら、太古的なイメージへと還元を測り、異なる文化を結びつける。
モチーフは、観られる芸術に付随した装飾物である、絵画の額縁と掛軸を用いる。それらは共に西洋と東洋の象徴となる。そこに施されている唐草文様を型取り、陶や金属といった物質に置き換える。それはもう一つの文化である幾何学と調和を基にしたイスラム装飾芸術のパターンをモデルに、西洋、中東、東洋を一つのイメージの形へと還元する試みである。
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